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2021.04.02 防災ニュース 運転中に被災したら車はどうする?

災害時の避難経路の確認や防災用品の備蓄など、有事に備えて普段からしておくべき事はありますが、
予期していないタイミングでの被災時にとるべき適切な行動についても調べておくと、
いざという時に慌てずに済むかも知れません。

 

参考記事:「車置いていけない」津波注意報で渋滞多発 徒歩避難は浸透せず

 

河北新報の記事によると2021年3月20日に発令された津波注意報により、宮城県内では避難車両による渋滞が多発したそうです。これは各地自体が呼びかける「原則徒歩」の避難ルールが浸透してないためだと記者は分析しています。

なぜ原則徒歩のルールがあるのか。これは近隣の方々が一斉に乗用車を利用する事で渋滞を引き起こし「後から来る緊急車両の通行の邪魔になってしまう」のを防ぐため、あるいは、徒歩で避難する方々の経路を塞がないためです(地震時には倒壊した建物の部材などにより歩道が利用できない事が予想されます)。
また、渋滞にはまってしまう事で避難が遅れてしまう危険ももちろんあります。

しかし、いつ起きるか予想できないからこその災害です。

徒歩で避難しようにも、既に乗用車を利用中に被災した場合はどうすればよいのでしょう。
徒歩ルールは知っていても、乗用車を乗り捨てるわけにはいかず、そのまま運転を続けた方も、前述の注意報発令時にはきっとおられた事だと思います。なので来たるべき日に備え、今一度乗車時の被災時にとるべき行動をおさらいしておきましょう。

 

参考記事:JAF「車を運転中に地震が発生したら?」

 

【乗車時に被災した場合の適切な行動】

1.徐々に速度を落とし、ゆっくりとハンドルを切って安全な路肩に停車する。

2.ラジオ等で情報を集めながら周囲の安全を確認する。

3.注意報・警報の発令を確認したらエンジンを止め、サイドブレーキをかけ、キーを付けたまま車外に出る。

 

キーを付けたまま外に出るのは、万一車両の移動が必要になった際に誰でも動かせるようにです。
もちろん、貴重品はなるべく身につけるよう注意しましょう。

車自体の盗難の心配もあるかとは思いますが、ご自身の身の安全のため、また緊急車両によるスムーズな対応の為にご協力お願いいたします。

 

なお、防災拠点ネットワークに協力していただいている全国のパチンコホールの中には、災害時に安全に車を停めることができる駐車場開放を行っているお店もあります。いざという時に利用できるかどうか、この機会に調べてみてはいかがでしょう?

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避難時「駐車場開放」店舗情報

開放駐車場店舗数 198(2024.11.22 現在)
開放駐車場台数 39,687(2024.11.22現在)
開放立体駐車場数 26,370(2024.11.22現在)

パチンコホールがいざという時の防災拠点になることを紹介している動画を防災拠点ネットワークが10月1日に公開いたしました。

ぱちんこ防災拠点ネットワークとは?

災害時に防災拠点となりうる
施設のサポートを行います

内閣府の国土強靭化計画に推進協力する形で、
日本全国にあるパチンコホールに協力・加盟頂き、
防災拠点として地域住民への案内のサポート、
もしもの時の為に災害対策品、
備蓄品などの設置のサポートを行っています。
全国の協力加盟施設とともに
「強くて、しなやかなニッポン」を推進していきます。