防災ニュース全国の防災に関するニュースをご紹介いたします。

2021.08.25 防災ニュース 【防災拠点】豪雨災害時の駐車場開放、全国に広がる!

 

先日到来した台風9号・10号は日本各地に豪雨被害をもたらしました。全国のいたるところで避難指示や勧告が出されるなか、パチンコホールによる「駐車場の無料開放」が実際に行われ、地域の皆様に安全な避難場所の提供が行われた例があります。特にSNS等でも話題になったのがこちら。

 

>>佐賀新聞「車両水没、佐賀豪雨から減少」

 

佐賀新聞によりますと、二年前の佐賀豪雨に比べ、車両の水没被害が大幅に減少したとの事。車両販売店の問い合わせベースではなんと1/10になったとの事で、その理由として「パチンコ店の立体駐車場開放」があるようです。先の報道では今年4月に佐賀県と佐賀県遊興が「災害時に立体駐車場を活用する協定」を締結しており、今回の集中豪雨ではその協定に則る形で14店舗2600台分の駐車場が開放。実際に230台の利用があったそうです。

 

さらに広島ではこんな取り組みがありました。

 

>>遊技通信「成通が広島市内の店舗駐車場を一時避難場所として開放」

 

災害時の駐車場利用に関する協定を広島市と結ぶお店が、大雨特別警報が発令された13日から15日までの間立体駐車場を無料開放し、実際に近隣住民の皆様からの利用があったとの報道です。

 

両者とも「実際に駐車場開放がなされ」、そして「実際に地域住民の皆様の利用があった」という点で共通しています。特に佐賀県に関しては利用者数も多く開放も大規模なもので、行政と連携しつつ実際に防災拠点としてパチンコホールが効果的に利用された象徴的な例になりました。

 

防災拠点ネットワークへの登録、あるいは行政との連携の輪は各地に広がっており、7月に埼玉県狭山市が市内のホールと「災害時における施設の使用に関する協定」を締結。6月には大分でも同様の締結が結ばれています。台風シーズンはまだ半ば、みなさまも万一に備え、お住いの地域のホールがどういった取り組みをしているか、一度確認してみるのも良いかもしれません。

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避難時「駐車場開放」店舗情報

開放駐車場店舗数 198(2024.11.26 現在)
開放駐車場台数 39,687(2024.11.26現在)
開放立体駐車場数 26,370(2024.11.26現在)

パチンコホールがいざという時の防災拠点になることを紹介している動画を防災拠点ネットワークが10月1日に公開いたしました。

ぱちんこ防災拠点ネットワークとは?

災害時に防災拠点となりうる
施設のサポートを行います

内閣府の国土強靭化計画に推進協力する形で、
日本全国にあるパチンコホールに協力・加盟頂き、
防災拠点として地域住民への案内のサポート、
もしもの時の為に災害対策品、
備蓄品などの設置のサポートを行っています。
全国の協力加盟施設とともに
「強くて、しなやかなニッポン」を推進していきます。